意外と知らない!シミができる原因はストレスも関係している
仕事や育児、人間関係など、現代に生きる人達は常にストレスと隣合わせの生活を送っていますよね。
シミに悩んでいる人にとっては、お金をかけてシミを消す治療をしていても、中々シミが消えないこと自体がストレスに繋がっている事もあるのではないでしょうか。
ストレスが原因で起こる肌トラブル
精神的、身体的ストレスは顔のシミも含めて、様々な肌トラブルを引き起こす原因に。
- シミ、くすみ
- ニキビ、吹き出物
- 毛穴の開き
- 肌がごわつく
- たるみ、ハリがない・シワ
- 乾燥
シミは、紫外線ダメージから来る老人性色素斑、ニキビ跡や虫刺されなどが悪化してできる炎症後色素沈着など、いくつかの種類に分かれ、その中でも女性ホルモンの乱れによる肝斑(かんぱん)は、ストレスと密接な関係にあると言われています。
コラム:額(おでこ)のシミもストレスの可能性が高い
精神的なストレスが強い人は、そうではない人よりも、シミの面積が3倍も広くなってしまうと言われています。
通常、シミは紫外線があたりやすい、頬骨や鼻筋など、顔のパーツ内でも高さがある場所にできやすい肌トラブルです。
普段、前髪を作っているにも関わらず、額(おでこ)にシミができてしまった人は、日常生活において、ストレスの負荷がかかりやすい環境にいる人が多いのです。
ストレスが掛かるとシミができる原因は?
1:活性酸素がシミの生成を活発化
心身のストレスは、肌に限らず、人間の体に様々な悪影響を及ぼします。その中の1つとして「活性酸素の生成の活発化」があります。
活性酸素とは?
活性酸素とは体の細胞を衰えさせる悪玉酵素のこと。活性酸素はあらゆる老化現象の原因と考えられている。
活性酸素が生成されるサイクル
ストレスがかかる → 内臓が対抗ホルモンを出す → 対抗ホルモンを出しつ付けた内臓が疲れる → 免疫力が低下する → 血流が悪くなる → 酸素が体中に回らない → 酵素を効率よく取り組もうと、カラダが活性酸素を生成する
活性酸素は脂肪と結びついて老化の原因物質になる
上記の過程で生成された活性酸素は、体内の脂肪と結びつき、過酸化脂質という老化の原因物質に変化します。これにより老化が進んでいくと考えられています。
活性酸素を無害に変える力が衰えシミができる
活性酸素が生成される過程はストレスだけではなく、紫外線を浴びたときにも生成されるものです。
人間のカラダは、活性酸素を無害にする力を備えていますが、活性酸素が過剰に生成されたり、歳を取って加齢が進むと、無害に変える力が徐々に衰えていきます。そのため、シミもできてしまうのです。
2:アドレナリンによるホルモンバランスの乱れがシミに繋がる
アドレナリンとは、カラダの中で作られる化学物質ですが、興奮や緊張を覚えた時に出てきます。
アドレナリンが分泌される場面
- 恐怖、不安を感じた時
- 緊張して興奮している時
- お腹が空いた時
- 運動中、運動後
- 怒っている時
- 悲しい時
つまり、ストレスを感じた時にアドレナリンが分泌されているのです。
アドレナリンが分泌されるサイクル
ストレスがかかる(緊張、怒り、不安等) → 交感神経が活発になる → 自立神経が乱れる → 細胞機能が低下する 意義 細胞を元気にさせようとアドレナリンが分泌される
アドレナリンが分泌されると男性ホルモンが出る
アドレナリンが出ると、短期的な効果しか得られないアドレナリンの働きを支えるために、長期的に効果を維持できる男性ホルモンの分泌させます。逆に女性ホルモンの分泌量は減ります。
「メラニンを生成しろ」と脳が間違った命令を出す
男性ホルモンが分泌される時に、分泌の命令を出す脳下垂体の隣りにある、中葉という部分が誤作動で、メラニン色素を作り出す命令を出す場合が。
ストレスを感じなくなるまでは男性ホルモンは分泌されつづけるため、それと同時にメラニン色素も作り続けられてしまいます。
3:皮膚温度が低下してシミができやすくなる
皮膚温度とは?
皮膚温度とは、言葉のとおり皮ふの温度のことを指します。皮ふ温は、体温とは違い、外気や屋内の気温で下がったり、上がったりします。皮ふ温が低下すると、美肌を保つのに重要な血液循環も悪くなります。
皮膚温度が血液循環が悪いとどんな悪影響があるの?
- 酸素、影響が十分に行き渡らず肌の活力が弱まる
- 血色が悪くくすんで見える
- 基底層が正常に働かずターンオーバーが乱れる
- 肌のバリア機能が低下する
つまり、皮ふ温度が低いままだと、生成される細胞に元気がなく、ターンオーバーが乱れることでメラニン色素の滞留、シミとくすみができる原因になる他、肌のバリア機能が低下して、紫外線など外部からのダメージを通しやすくなってしまうのです。
美肌にとってマイナスなことしか起きないということに。
日常的なストレスは皮膚温度を低下させる原因に!
「なぜ、ストレスと皮ふ温度が関係あるの?」と疑問に思う人も多いかもしれません。
人はストレスを感じると、呼吸が浅くなります。リラックスする時に「深呼吸〜」と声を掛けられますよね?あれは、緊張していたり、不安に感じている人は呼吸が浅いからなんです。
呼吸が浅いと、全身に酸素や栄養が行き届かなくなり、それによって皮膚の温度が下がってしまいます。
仕事でPC作業をしている人の温度を測ってみると、リラックス状態のときよりも、遥かに皮ふ温が低下しているのがわかります。
画像出典:DECENCIA(ディセンシア)公式サイト
https://www.decencia.co.jp/release_saeru/interview/
ストレスは、カラダの内側での変化だけではなく、普段の動作にも変化が起きて、体に不調、しみ、くすみ等の肌トラブルを起こす要因に。
ストレスによるシミは消える?
ストレスによるシミは、ストレス解消、日頃のスキンケア、紫外線対策ををすることで、しみの濃さにもよりますが、徐々にシミを消すことができます。
自力でシミを消す
ストレスによるシミを自力で消すには、普段通りの生活ではなく、ご自身のメンタル面もケアしつつ、スキンケアにも気をつける必要があります。
※自力ではなく、皮膚科や美容クリニックの力を借りる場合も、日常生活でシミを濃くしない、増やさないための対策は必要です。
シミを消すために、皮膚科や美容クリニックに通う場合は、シミ取りレーザーや光(IPL)治療、ハイドロキノンやトレチノインを用いた外用薬、トラネキサム酸配合の内服薬、ケミカルピーリングなど様々な治療方法があります。
医師に問診をしてもらいながら、具体的な治療方法を決めていきましょう。
1.食事、生活の改善でストレスケア
ストレスを発散する
何と言っても、まずは溜まったストレスを解消しましょう。
ストレスが溜まっている方は、体が疲れやすい、睡眠不足で朝がきつい、便秘や下痢などで内臓系の調子が悪い、肩こりや頭痛がよく起きる、集中力が続かない、ちょっとしたことでへこんでしまうなどの症状が見られます。
これらの症状に心辺りがある方は、ストレス発散することが大切です。
ウォーキング、ジョギング、サイクリング、映画を観る、買い物に行く、友達と会話を楽しむ等など、リラックスして自分が心から楽しめる時間を作りましょう。
生活習慣を見直す
主に仕事などの嫌なことがストレスになっている場合が多いのですが、それだけとは限りません。
仕事後の飲み会で夜型生活になってしまっている方や、仕事の勤務時間が不規則で、睡眠不足だったり、食事が偏ってはいませんか?
食事をする時間や、寝る時間を規則正しくするだけでもストレス軽減に繋がります。また、睡眠をしっかり取ることで肌のターンオーバーの正常化にも効果が。
仕事が忙しい方や育児などで大変という方は、できる事から生活習慣を見直してみてくださいね。
湯船に浸かる
温かい湯船に10分だけでも浸かることで疲労回復、リラックス効果が期待できます。
温かい湯船に浸かることで、体の疲労物質(老廃物、乳酸)が排出されやすくなるので、疲れの回復が早くなります。
人はお風呂に浸かると、リラックスするホルモンを分泌されます。(βエンドルフィン)お湯に浮いている状態は、体重にかかる重力から開放され、関節や筋肉への負担が軽くなり緊張状態がほぐれてリラックスできます。
リラックスできた体は、睡眠の質も向上させます。また、ストレスの副産物、低下した皮ふ温を温めて、結果的にシミを消す効果としても期待できるでしょう。
「湯船に浸かる」ことで得られるものは大きいです。お風呂はシャワーでササッと終わらす派だった人は、初めは5分からでもいいので、湯船に入ってゆっくりしてみてくださいね。
2.手足や頭皮マッサージもおすすめ
手足を温めることで、シミ悩みにかぎらず様々な効果が期待できます。
シミに特化して申し上げると、主には皮ふ温度の上昇を促し、新陳代謝が活発になりますし、血行が良くなることで、元気で健やかな肌細胞が生まれるので、美肌効果の促進にも。
また、ターンオーバーの正常化にも繋がるので滞留しているメラニン色素の排出を促し、シミを消す対策におすすめです。
手足の冷えや、頭皮のコリを和らげることで、リラックス効果、ストレス緩和にも効果が。体がほぐれているお風呂上がりにするとマッサージ効果アップ。
3.シミを増やさないための紫外線対策
シミの生成を活発にする活性酸素は、紫外線を受けることでも作られてしまいます。
できてしまったシミを消すのは時間と労力が必要です。日頃から日焼け対策を十分におこなうことは、老化予防にもシミを消すのにも繋がるので、是非取り組んでみてください。
日焼け止め
仕事や家事育児、休日のレジャーまで対応できる日焼け止めを選びましょう。なるべく重く感じない日焼け止めを使いたい場合は、2種類の強さの日焼け止めを持っておくといいでしょう。
- 通勤・買い物などの日常生活:SPF10+程度
- スポーツ・レジャーなどに出かける:SPF30++あたりが望ましい
※夏のプール、海など炎天下で活動する場合は紫外線カット剤がしっかり含まれたものを、新たに購入するようにしましょう。
※顔に汗をかきやすい方は、1日何度か塗り直しをすることをおすすめします。
パウダーファンデーション
日焼け止めは、持続時間が限られています。
仕事に出ている時や1日外出をしている際に、途中で紫外線カット効果が切れてしまっても良いように、UV対策ができるパウダーファンデーションを1つ持っておきましょう。
紫外線対策グッズ
日傘やサンバイザー、日焼け止めサプリ、UVカットストールを1つ持っておくことで、不意の紫外線ダメージを防ぐことができるかもしれません。気になるようであれば、UV対策グッズを1つ手元に置いておくといいでしょう。
4.新知見!ストレスに着目したスキンケア化粧品
【2018年3月発売】NEW ディセンシアサエル(saelu)
ディセンシアのサエル(saelu)は、大手化粧品メーカーのPOLA(ポーラ)・オルビスグループから生まれた化粧品ブランドです。
2018年3月26日に、ストレスによってできてしまったシミのメカニズムに着目した新サエルが発売されます。
1.ストレスバリアコンプレックスCL
ディセシアサエルのオリジナル複合成分「ストレスバリアコンプレックスCL」が、精神的なストレスによって加速するシミをケアします。
◆パルマリン
大西洋に生息する海藻「紅藻(こうそう)」(オゴノリ、デングサなど)から抽出したエキス。保湿力、抗酸化力に優れており幅広い化粧品に使われている。
肌内部の「顆粒層」にあるタイトジャンクションの働きを強めて、健康な角層を育むサポートをしてくれる。
タイトジャンクションとは?
肌の細胞と細胞をつなぐ役割をする構造部分。タイトジャンクションの繋がりが悪くなると、細胞と細胞が離れ離れになる。そしてCaイオンという元気な角層を生み出すのに必要な物質が流出し、良質な角質が生み出せなくなる。そのため、角質層のバリア機能が低下する。
◆ジンセンX
朝鮮人参の根の効果が高いとされる部分を高濃度、高精製したポーラのオリジナル成分。血液の流れをスムーズにするのと同時に、細くなった血管を拡張する働きがある。そのため、皮膚温度の上昇も期待できる。
◆ムラサキシキブエキス
ムラサキシキブ果実より抽出した活性酸素の分解する酵素と同じ働きを持つ成分。酸化を抑制して、メラニン色素が黒くなる前に抑制効果があるとされる。
2.ホワイトサイクルシステム
- 敏感肌ケア
- 2.シミケア
- 3.くすみケア
肌本来のバリア機能を高めるディセンシアの特許技術(ヴァイタサイクルヴェール)で、紫外線ダメージを含む外部からの刺激から肌の内側を守る角質層を育みます。
メラニンを作らない、メラニン色素を黒く変化させないアドバンスメラノキャッチ処方でシミを消したい肌に強力アプローチ。
敏感肌特有のくすみ青、赤、黄の3色すべてにアプローチすることで、くすみはもちろん、目立ちがちだったしみにも対応。